(この記事は少し前の出来事です)

この週末は、土曜日に東京へ行き、
日曜日に軽井沢に行くという、移動の多い二日間となりました。

(軽井沢にある湯川ふるさと公園にて。
木が静岡と違うので、雰囲気も違います。)

土曜日は、毎月勉強のために通っております。
日曜日の軽井沢行きは、伊澤ひとみさんという組紐の職人さんの展示会があると知り、どうしても直接作品を見てみたかったからです。

日本全体で見れば、静岡と長野って割と近くにありますよね?
しかし、間に山があるし、高速道路の整備がこれからなので結構な時間がかかりました。

加えて3人の子連れ…。
「飽きた~」「酔った~」「お腹すいた~」
予想してたからいいんですけどね(笑)。

伊澤さんとは、先に書いた土曜日の勉強会で出会いました。

皆さんは、組紐(くみひも)って、ご存知ですか?
この方に会うまで、組紐というものを意識したことがありませんでした。
着物を着られる方は、きっと馴染みが深いものだと思いますが、私自身が着物を着る機会がないことが大きいのかも知れません。

2016年に大ヒットした映画「君の名は。」にキーポイントとして登場していたことも、映画を観ていなかったため、後で勉強会の中で知りました。

どんな道具で作業するのかも、着物以外の用途についても、現在の私が知った「組紐」という知識のすべては、彼女の存在から始まっていますし、今のところすべてです。それって、実はすごいことだと思うんですよね。
(なぜ「今のところ」なのかというと、この後読み進めていただければわかりますが、もっと知識を得たい理由があるからなのです。今後は自分でも歴史等を調べていきます。)

私は昔から、人の仕事にとても興味があります。
知らない仕事は、「どんなことをやっているんだろう?」「その仕事をやっている人には一体『何』が見えているんだろう?」と思ってしまうので知りたくなります。

学生時代から色々なアルバイトをしたのも、そういう理由が大きいです。
一口に販売業と言っても、扱う商品によって、流通経路も販売方法も違いますしね。
接客業でもそう感じます。
もっと言えば、同じ仕事をしていたとしても、作業に関する考え方や方法、思考過程はみんな違います。
仕事ができる人が何を考えて、どういう過程を経て、そこに行きついたのか?って、面白そうだと思いませんか?

最終的な興味の根っこは「その人が選んだ仕事への価値観」が知りたくなるのだと思います。

話は逸れましたが、組紐を知ってから「君の名は。」を子どもと一緒に観ましたし、いつか体験に行きたいな…とぼんやり考えていました。

しかし、実行できないうちに、彼女がタイへ居住を移すことになりました。
最後の展示会の案内がネットにあって、「掛軸」の写真を目にしたので、「これは現物を実際に見たい‼」と強く思いました。

決めたのは3日前くらい(笑)。
そんな理由から片道5時間のロングドライブとなったのでした😃

実際目に触れて、話ができたことはとても貴重でした。
毎月の勉強会では、そういうことをゆっくり話す機会がなかったので、組紐について話すのを聴いていると「やっぱり職人さんなんだなぁ~」と感じます。

やはり「会うこと」「話すこと」は大事ですね。

本からも学べます。
テレビでも知った気になることはできます。
しかし、会って話を聴く以上には、自分の知りたいという欲求を満たすことは出来ないんじゃないかと思ってしまいます。

充実した時間を過ごせました😃
ついてきてくれた家族にも感謝です<(_ _)>